八戸市公会堂(八戸市内丸1)文化ホールで3月7日・8日、八戸文化協会所属団体による合同発表会「八戸ファンタジィ」が開かれた。
あらゆるジャンルの文化活動をバックアップする意味で、種類や流派を超えて大舞台で日頃の成果を発表する同発表会は今年で59回目を迎える。2日間にわたり日舞・洋舞・大正琴・詩吟・カラオケなど、異ジャンルの芸能が一つのステージにそろうイベントは珍しいという。会場となる八戸市公会堂の耐震工事のため本年度の開催は見送る予定だったが、参加団体の熱意で開催となった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一部出演辞退の団体や個人不参加もあったが、ほとんどの団体が出場。スタッフ・受付もマスク・手袋で対応し感染拡大防止を徹底した。
入場時は空席も見受けられたが、プログラムが進み洋舞の子どもたちが舞台に立つ頃は、保護者などの姿が増えた。楽屋通路では、この日のために練習を続けてきた出演者たちが、最後の最後まで確認作業をしている姿も。出演キャンセルに伴い、それぞれのプログラムを調整・時間配分を図るなど参加団体が協力し合って進行した。
同協会専務理事の蛭子賢治さんは「協会側も感染拡大の防止に万全の対策で対応した。八戸市の芸術向上のためご来場いただいた皆さまには心よりの御礼を申し上げる」と話す。