バスケットボール・Bリーグ2部の青森ワッツが3月14日・15日、八戸市東体育館(八戸市湊高台8)で新型コロナウイルスの影響による無観客試合を行った。
Bリーグは新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月28日から約2週間、試合が延期となり、3月14日に試合は再開されたが、4月1日までの間は無観客試合として開催されることになった。
青森ワッツは両日の群馬クレインサンダーズ戦が今季最後の八戸開催。コミュニティーラジオ放送局「BeFM」(八日町)が放送とツイッターを使ってワッツの選手への応援メッセージ募集を呼び掛けたところ、青森県内外のブースター(ファン)からおよそ100通ものメッセージやイラスト、写真などが寄せられた。メッセージには「画面越しですが、わたしたちもエナジー全開で精いっぱい応援します」「声援は届けられないけど心は共に一緒に戦います!」「みんなひとつに!頑張れ!」(以上、原文ママ)など熱い気持ちがつづられ、中には選手やマスコットキャラクターのデッチのイラストなども。寄せられたメッセージやイラストなどは試合会場の選手のベンチ裏に掲示され選手を鼓舞した。
試合は2試合とも勝利を飾れず、B2上位8チームによるプレーオフ進出を目指して、ブースターの思いも背負い、残り13試合を戦う。
青森ワッツの門馬圭二郎キャプテンは「頂いたメッセージを見るといろんな思いがこみ上げてくる。自分たちの試合はブースターの声援があって初めて成り立っていて、その声援があるからこれまで戦うことができたと感じている。自分たちができるのは画面を通して応援してくれる人たちに何かを伝えることだと思うので、残り試合もしっかり戦っていきたい」、野里惇貴選手は「無観客というのはやはりモチベーションが上がりづらかったが、だからこそしっかり自分たちの100%の力でやっていかないと、試合配信を観ている人たちも気持ちが落ちてしまうと思うので、これからもっとしっかりやっていきたい。たくさんのメッセージを見て、改めてブースターの皆さんから愛されているなと感じた」と、それぞれ話す。