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八戸で「令和版」八戸郷土かるたが発行 2775句の応募から44句選ぶ

令和版八戸郷土かるた

令和版八戸郷土かるた

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 八戸市青少年健全育成「愛の一声」市民会議は3月下旬、令和版はちのへ郷土かるたを発行する。3月13日には、八戸商業高校(八戸市十日市)で記者発表が開かれ、作成に関わった生徒や関係者が刷新された特徴をPRした。

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 はちのへ郷土かるたは、1987(昭和62)年に当時の小学生からの「八戸の郷土を知る手掛かりが欲しい」との声に応えて、1989(平成元)年に同会が発行。1992(平成4)年から開催されている「新春はちのへ郷土かるた大会」で使用されるなど、市内の子どもたちに親しまれてきたが、時代の経過に伴い絵札の入れ替えなどを求める声が上がっていた。

 新たに完成した「令和版」は、2017(平成29)年度に八戸商業高校の生徒グループが課題研究の「楽しみながら八戸を知ってもらうこと」をテーマに取り上げ、青森県民会議の地域活動促進事業の助成金を活用し、内容の検討や読み札の募集、ケースや解説冊子のデザインなどを経て完成にこぎ着けた。現在のメンバーは3期生となる。

 読み札は八戸市内の小中学校から2775句の応募があり、44句の札に絞り込んだ。「ヴァンラーレ八戸」「マチニワ」「はっち」などの札のほか、「青葉湖」「南郷ジャズフェスティバル」「山の楽校」など2005(平成17)年に八戸市と合併した南郷地区の内容も盛り込んでいる。「れ」の札は「令和元年 思い新たに 郷土かるた」とし、新しいかるたの完成をPRしている。

 同会議会長の北向幸吉さんは「八戸商業高校の生徒のおかげで完成した。このかるたを通して八戸の歴史や伝統を子どもたちに伝えていきたい。平成版、令和版共に、気軽に遊べるツールとして子どもたちに使ってほしい」、八戸商業高校3年の坂朋穏(ともやす)さんは「PRや検討会の参加などの活動が実り、完成させることができた。2775句の中から44句を選ぶことに苦労した。小中学生だけでなく、高校生やそれ以上の年代の人たちにも楽しんでほしい」と、それぞれ話す。

 かるたは3月下旬から順次、八戸市教育委員会教育指導課(内丸)、ユートリー(一番町)、アニーのお気に入り八戸店(青葉3)で発売される。ケース、解説冊子付きで1,000円。

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