新型コロナウイルスの影響で飲食店の客足が減る中、ビール専門店「ビア・パブ・ホップ・ビート」(八戸市六日町、TEL 0178-45-5620)は5月、ビールの量り売りとビール樽の提供を始めた。
同店は2014(平成26)年2月に「ビア・ファクトリー」としてオープン、国内外のクラフトビールや食事を提供している。2018(平成30)年7月から現在の店名に改めた。
新型コロナウイルスの影響で3月から客足が減り始め、団体客のキャンセルが相次いだため、不定期で休業するなどしていた。オーナーの眞島和重さんは「4月の売り上げは前年の9割減まで落ち込んだ」と話す。
コロナ禍の影響で自宅飲みをする人にもクラフトビールを提供しようと、5月1日からは「量り売り」を開始。タンブラーやペットボトルなどの清潔な容器を店に持ち込めば、好きなビールを購入できる。イギリス、ベルギー、日本などのクラフトビールを用意した。350ミリリットルで500円前後。
28日からはビールだるのデリバリーサービスを開始、国内の銘柄や10リットル単位で配達。飲食店限定の銘柄も提供する。オードブルの追加が可能で、ホームパーティー、バーベキューなどの団体の利用を想定している。利用は八戸市内限定。3日前までに予約が必要。
眞島さんは「感染予防対策をする中でいろいろなことを我慢している人も多いと思うが、このような状況の中でも楽しめる安全・安心なことにチャレンジしていきたい」と話す。
営業時間は12時~22時(当面の間)。月曜定休。