女子目線から地元の魅力を探り発信する「38リアルスタイルプロジェクト」のキックオフミーティングが7月29日、八戸まちなか広場「マチニワ」で開かれた。
プロジェクトは青森県三八地域県民局が主催。例年、県民局の事業として地域企業の人材確保が行われ、今年のキーワードは「女子目線」。昨年は実業高校生をターゲットとしていたが、今年は女子生徒・女子学生をターゲットに狙う。東京一極集中の傾向からの地方の人材不足に対し地域ぐるみで地元の魅力を発信する。
プロジェクトでは地域の「産業」「仕事」「社員の暮らし」を調査しインタビューを行う。インタビューをまとめたものはe-bookにまとめ魅力発信ツールとして共有していく。
キックオフミーティングでは事業の概要説明やオリエンテーリングが行われ、参加した高校生21人、大学生6人が熱心に耳を傾け意見交換した。
同県民局地域連携部副参事上野茂樹さんは「若者の地元定着に向けた、若者による地域調査・理解のための地ならしとも言えるキックオフミーティングを開催したところ、参加者全員が集まってくれ、非常に前向きな取り組みの様子を見ることができた。今後、三八地域の企業などを訪れ、産業の様子や企業の活動・歴史・そこで働く社員の暮らしを調査し取りまとめていく。その成果は来年2月に発表することになっている」と話す。
ミーティングに参加した市場調査・マーケティングリサーチ会社のアスマーク八戸事業所の小林陽子さんは「今回、学生の皆さんとお話できて楽しかった。私は八戸出身ではないので、この活動を通して八戸の魅力をこの活動を通して知れたらいいなと思っている」、八戸高校2年の小村梨瑚さんは「今日のプロジェクトで八戸の企業について多く知れてよかった。次のプロジェクトでも頑張りたい」とそれぞれ話す。
今後、3回のワークショップを行い、会社訪問やインタビューを行う。