2021年開館予定の八戸市新美術館の説明会「夏休み親子建築ツアー in Co部屋」が8月8日、「はちのへまちなかアートラボCo部屋(コベヤ)」(八戸市八日町)で開かれた。
Co部屋は新美術館準備の拠点として、整備・進行状況や全国の美術展の情報などを発信している。ツアーでは設計事務所スタッフが建築現場からライブ中継。Co部屋で見ている参加者とリアルタイムで質疑応答が行われた。館内を自由に歩き回れるVR体験・ミニワークショップ(工作)・模型ペイント・縁日コーナーなども行われた。
ライブ中継中には2センチメートル程度の平面アバターを作成、みんなでペイントするワークショップも行われ新美術館の模型に自由にアレンジした。作られた作品はCo部屋で展示する。
ツアーには夏休み中の親子連れを中心に約20人が参加。入場時に検温、手指の消毒、マスク着用し新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながら、縁日コーナーでは射的、ボールすくい、くじ引きなどが行われ、イベントの中止や縮小が相次ぐ中、参加者はつかの間のお祭り気分も楽しんだ。
八戸市新美術館建設推進室室長の高森大輔さんは「本来は建築現場で観ていただく予定だったが、都合で観られなくなってしまい『Co部屋』でイベントを開催した。中に入れない代わりに、建築現場をライブ中継する企画もやったし、夏休みをサポートするために自由研究のネタになる話題を選んだり、アートワークショップで作る工作をつくったり、残り少ない夏休みを楽しんで貰えるようプログラムを用意した。来年の新美術館オープンに向けていろいろな企画をしていくので、ぜひ参加してほしい」と話す。