八戸市内で写真活動を展開するフォトレツさんの個展「ロスジェネ世代の群像展」が12月23日から、八戸ポータルミュージアムはっちギャラリー1(八戸市三日町)で開かれる。
フォトレツさんは八戸市在住。会社員として働く傍ら、趣味として一眼レフカメラを持ち、日常の風景や人物、イベントなどを撮影してきた。個展の開催は今回が初。1975(昭和50)年~1984(昭和59)年ごろに生まれ、バブル崩壊後の就職氷河期を経験した「ロスジェネ(=ロスジェネレーション)」と呼ばれる世代の108人のポートレート写真を展示する。
写真展の開催は今年初めごろに決意。自身も1980(昭和55)年生まれのロスジェネ世代であることから、「同年代の人々の姿を撮りたい」と思ったことがきっかけ。緊急事態宣言時などで撮影が困難な時期もあったが、知人のつてなどで108人を撮影した。ロスジェネ世代が活動する姿を捉えるために、それぞれの働く現場などに出向いてカメラを向けた。
会場では108人分のポートレート写真をA3サイズにプリントし、108枚展示する。
フォトレツさんは「令和の時代を生きる108人のポートレート。たくましく生きるさまが、見る人に励ましや勇気を与えたらうれしい」と話す。
26日17時からは、ギャラリートーク「ゆるふわトーク」を開催する。アートコーディネーターの今川和佳子さん、南部町でカフェ「南部どき」を営む根市大樹(ひろき)さん、金入社長の金入健雄さんら、青森県南で活躍するロスジェネ世代の人々を招きトークを展開する。入場無料。
写真展の開催は29日まで。開館時間は9時~21時(23日は12時ごろから、29日は18時ごろまで)。