小林眞八戸市長は12月15日の定例会見で「2020年八戸市10大ニュース」を発表し、1位には「新型コロナウイルス感染症、八戸市で陽性患者」が選ばれた。
八戸市10大ニュースは、市の施策や市内で起きた出来事について、市政記者クラブの報道機関各社、市政モニター111人、市長と2人の副市長の投票で決定する。
1位には「新型コロナウイルス感染症、八戸市で陽性患者」、また3位にも「新型コロナウイルス感染症、八戸市でクラスター発生」が選ばれた。国内で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症は、八戸市内においでも3月に初めて陽性者が確認されて以降、複数の陽性者が確認されている。
第2位は「蕪嶋神社再建完了 一般公開始まる」。2015(平成27)年11月5日に発生した火災によって社殿が全焼したが、約5年の歳月を経て再建され、今年3月26日の例大祭に合わせて一般参拝が始まった。
4位は「八戸市総合保健センター 全面業務開始」。6月に田向に完成し、地域の保健衛生業務の中心機関である保健所、休日夜間急病診療所、休日歯科診療所、子育て世代包括支援センターなどが入所し、乳幼児から高齢者まで一貫してきめ細かいサービスを提供している。
5位は「八戸国体開幕 ~魅力、希望、感動 全国に~」。第75回国民体育大会冬季スケート競技会・アイスホッケー競技会が1月29日から2月2日まで、八戸市を主会場に開催。選手の滑りや歓迎アトラクションなどで大いに盛り上がった。
6位以下は6位「八日町に複合ビル完成、構想から8年 新たなランドマーク誕生」、
7位「『八戸シーガルビューホテル』が閉鎖」、8位「『はちのへゆーゆらんど新八温泉』が閉館」、9位「都内に八戸圏域の情報発信拠点『8base(エイトベース)』オープン」、10位「新型コロナウイルス検査センター設置 PCR検査体制強化」となった。
小林市長は「昨年の10大ニュースは残念な事件が多く、今年は明るい話題が並ぶことを期待していたが、新型コロナウイルス感染症に関する話題が3つあり、今年を象徴するような10大ニュースになったと感じる。一方で総合保健センターをはじめとした、新たにスタートした前向きな話題も入ってきて、街が発展するきっかけになった年とも言えると思う」と話す。