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八戸市博物館で特別展「えんぶり展・ひな人形展」 伝統の烏帽子や変わり烏帽子も

「えんぶり展・ひな人形展」

「えんぶり展・ひな人形展」

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 伝統郷土芸能「えんぶり」と地域に伝わるひな人形を展示する特別展「えんぶり展・ひな人形展」が1月30日から、八戸市博物館(八戸市根城)で開かれている。

 えんぶり展では、古いえんぶり組に伝わる巻物や、江戸時代の八戸藩日記に記された記録、烏帽子(えぼし)やつまごなど、えんぶりで用いられる道具を展示。今年は「伝統のある烏帽子」「変わり烏帽子」と題し、烏帽子4組を展示している。

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 「伝統のある烏帽子」では、現在も活動を続ける中居林えんぶり組と、かつて活動していた上田面木えんぶり組の烏帽子を展示。上田面木えんぶり組の烏帽子は黒く塗られた部分が多いのが特徴で、他の組とけんかになって田んぼにたたき落された際の悔しさを忘れないために烏帽子を黒く塗るようになったといわれている。「変わり烏帽子」では、現在は活動していない尻内えんぶり組と柳町えんぶり組の烏帽子を展示。八戸の海岸部で活動していた柳町えんぶり組の烏帽子には、大漁丸の旗やイワシかごなどが描かれている。

 このほか、制作時期が分かるものの中では最古といわれる1911(明治44)年の館前(たてまえ)えんぶり組の烏帽子も展示。「明治四十四年一月」の文字が確認できるという。

 ひな人形展では、八戸藩の御用商人であった和泉屋(いずみや)所有の享保雛(きょうほうびな)のほか、九州・沖縄地方の郷土びなを展示。北九州市のひな人形の形をした郷土凧「孫次凧(まごじたこ)」も展示している。

 同館学芸員の野沢江梨華さんは「今年はえんぶりの象徴である烏帽子を多めに展示した。えんぶりの行事が中止になったが、展示を見て少しでもえんぶりを感じてもらえたらうれしい。ひな人形展は、享保雛や古今雛のほか、九州・沖縄地方のひな人形などを展示している」と話す。

 会期中、2月13日13時30分から同館学芸員による「えんぶりの見方入門」、3月3日10時から博物館クラブ「貝びな作り」を開く。要申し込み。

 18日と19日の12時30分から「えんぶり展」ギャラリートーク、3月3日10時30分からと13時30分から「ひな人形展」ギャラリートークを予定する。申込不要。

 開館時間は9時~17時。入館料は、大人=250円、高校生・大学生=150円、小・中学生=50円(八戸市内の小中学生は無料)。期間中の休館日は2月12日、15日、22日、24日、3月8日。3月14日まで。

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