見る・遊ぶ 暮らす・働く

八戸・南郷の作家自宅でオープンハウス-引っ越しを含めたアート活動を公開

訪れた人にアート活動を紹介する山本さん(向かって右側)

訪れた人にアート活動を紹介する山本さん(向かって右側)

  • 0

  •  

 八戸市南郷区内在住のアーティスト山本耕一郎さんの自宅で2月24日、1年間のアート活動の歩みを紹介する「山本さんちOPEN HOUSE(オープンハウス)」が開催された。

空き家をリフォームする活動もコミュニティーアートの一例として展示された

[広告]

 山本さんは名古屋市出身。英国ロイヤルカレッジアート大学院を修了。「アサヒアートフェスティバル」「トヨタ子どもとアーティストの出会い」など全国各地でアート活動を続けていた。

 2010年には八戸市の「はちのへポータルミュージアム(愛称=はっち)」(三日町)の開館事業「八戸のうわさ」プロジェクトを手掛ける。同プロジェクトは、同市中心街の民家や商店などに「店員のSさんは最近彼女できたらしいよ」などのうわさ話を書いた吹きだし状の大型ステッカーを多数貼り、「はっち」オープンの機運や商店街の活性化に寄与した。

 山本さんは八戸でコミュニティーアート活動を続ける中で、八戸市の人や風土・食の魅力にほれ込み、2012年に活動の拠点を八戸に移す事を決意。昨年5月に南郷区内で見つけた空き家は、そのままでは住めない状態だったため、地域の人たちとともに片付けやリフォームを行い、12月に住める状態となり引っ越しも終えた。

 今回のオープンハウスでは、地域住民やボランティアチームが空き家を片付けリフォームする過程や、近隣の島守小学校、階上町赤保内小学校で進めているアートプロジェクト「まちカレ このまちのカレンダー」などの様子を展示公開した。

 当日は、これまで引っ越しやアート活動を共に行ってきた仲間や、同区地域内放送を聞いて興味を持って初めて訪れた近所の住民など約50人が集まった。

 山本さんは「この家はアート活動の大道具の製作などでアーティストが多く集まることもあるが、アーティストのたまり場になるのではなく、地域に住む人たちの交流の場になればうれしい。南郷区の人はいい人ばかり。これからも仲良くしてください」と話す。

八戸経済新聞VOTE

八戸経済新聞で知りたい情報は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース