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八戸市中心商店街の情報発信サイト「はちまち」 アフターコロナ見据え新たな魅力を

情報発信サイト「はちまち」のメンバー

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 新型コロナウイルス収束後の「アフターコロナ」を見据えて八戸中心商店街の店舗や働く人を取り上げる情報発信サイト「はちまち」が4月上旬の公開を目指し準備を進めている。

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 八戸中心商店街の店舗にも新型コロナウイルスの影響が広がる中、新しい生活様式の定着やコロナ収束後の商店街の在り方を見据え、八戸中心商店街に制作室を置く情報発信サイトとしてオープンする。

 サイトは八戸中心商店街連絡協議会が主催。東北地方で文具や書籍、工芸品などを販売する金入(八戸市卸センター2)が受託し、運営する。

 サイトではライターが商店街の店舗を取材する連載記事を随時公開するほか、店舗とコラボしたオリジナル商品も販売。バー「洋風喫茶プリンス」(長横町)のロゴを用いた、ユニークな企画も登場する予定だという。専属ライターは、カンフー全国チャンピオン経験者や会社員などさまざま。

 サイトのテーマを「となりの人の、人となり」とし、金入に勤務するディレクターの岩井巽(たつみ)さんは「感染者に対する心無い言葉が問題となる中、身近な人を知ることが相互理解につながる」との思いを込めた。岩井さんは「仙台から八戸に引っ越してきたが、八戸の商店街には昭和的な魅力や人のつながりが残っている。こういったつながりを発信していきたい」と話す。

 八戸藩の城下町として人々が移り住み、昭和から令和に至るまで、個人経営の飲食店や商店、歴史ある百貨店などがひしめき合って発展してきた八戸中心商店街に隠れる既存の物語を発信することで、新たな魅力や楽しみを発信していくとしている。市庁前ターミナルの小便小僧を思わせるオリジナルキャラクター「八戸しょーてん小僧」のツイッターアカウントも開設。「にょ」や「じょー」の語尾が特徴で、サイトの更新情報や商店街の情報を発信していく予定。インスタグラムアカウントも開設予定。

 編集長は「ブルータス」「アンアン」「ハナコ」などでも取材を担当するフリーライターの栗本千尋さんが務める。栗本さんは「八戸の商店街は個人店がひしめいていて、はしご酒ができるところ。チェーン店とは違った魅力がある。コロナ禍で外出が難しいが、無くなってほしくないお店にはぜひ足を運んでほしい。町の面白さを編集目線で発掘していきたい」と話す。

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