「若者発あおもりベンチャー大賞 夢起業ビジネスプランコンテスト」が2月23日、青森グランドホテル(青森市新町1)で行われ、八戸市の沼畑武行さんが最優秀賞に輝いた。
次代を担う若者による、地域資源を活用した「あおもり発」の新たなビジネスでの創業・起業を支援するために青森県が主催する同コンテスト。昨年度から始まり、今回が2回目。22件の応募の中から、1次審査を突破した8件が最終審査に進出した。
最優秀賞の沼畑さんは「動画配信型地域スポーツ支援コンテンツ運営」を提案。インターネット上で地域スポーツチームなどの情報番組、試合中継、イベント中継で情報発信を行い、大口のスポンサーだけでなくファンからの資金的な支援を仲介する仕組み。
沼畑さんはインターネット関連の会社を経営。サッカーやフットサルの情報番組「Aomori Goal Factory(アオモリ ゴール ファクトリー)」を週1回、ユーストリームで配信も行っている。
最優秀賞の受賞について、「応援してくれる仲間のおかげで頑張ることができた。八戸市のサッカーチーム、『ヴァンラーレ八戸サッカークラブ』を応援していきたいし、他のスポーツにも広げていきたい」と笑顔で話した。
同大賞の最終審査委員会・審査委員長の八戸大学・学長の大谷真樹(まさき)さんは「ソーシャルな時代とクラウド(群衆)を組み合わせた新しいビジネス。提案はサッカーだったがそれ以外のスポーツ、例えば八戸で盛んなアイスホッケーなどの応援なども広げてほしい」と講評した。
同大賞の優秀賞には成田雅美(青森市)さんの「デザインを取り入れた、活版印刷と和紙の工房」と、小山石英樹(十和田市)さんと山本司(同市)さんの「青森デニムで手仕事ビジネス創造」が、それぞれ選ばれた。