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八戸の小学校で地域のカレンダーが完成-記念日祝うフラッグも

「めでタイフラッグ」の完成を祝う子どもたちと山本耕一郎さん(中央)

「めでタイフラッグ」の完成を祝う子どもたちと山本耕一郎さん(中央)

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 八戸・南郷の島守小学校(八戸市南郷区島守)で2月28日、それぞれの人生の記念日を祝う「めでタイフラッグ」と記念日が記入された「このまちのカレンダー」の贈呈式が行われた。

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 フラッグとカレンダーは、同区に居住中のアーティストの山本耕一郎さんがプロデュースした「まちカレ」プロジェクトによるもの。同プロジェクトは地域の誇りを培い、魅力あふれる地域を形成することを目的とした八戸市の定住自立圏構想推進調査事業の一環。同プロジェクトでは、同小と階上町立赤保内小学校(階上町赤保内)の児童が、家族や近所の人から記念日とそのエピソードを聞き取った。

 聞き取った記念日には、「結婚した日」や「初めて友達ができた日」「部活で県大会に出場した日」など地域の人や家族の個人的な出来事が並ぶ。聞き取った記念日から、そのエピソードにまつわるイメージで記念日を祝い玄関などに飾る「めでタイフラッグ」を作り、それぞれの小学校で交換し合う。

 個人的な記念日が記入された「このまちのカレンダー」には、地域の人の特別な日が並ぶ。「記念日の聞き取りやフラッグ、カレンダーなどを通じて、自分たちのまちをもっともっと好きになってもらえれば」と山本さん。

 贈呈式では、同プロジェクトに参加した4年~6年の児童38人が、受け取ったフラッグやカレンダーに歓声を上げ、興味深く眺めていた。同小6年生の林大成くんは「自分は記念日には部活の野球の事を書いた。フラッグを作っているときに、とてもいい気持ちになった」と笑顔で話していた。

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