夏の果物が旬を迎えるのに合わせ、八戸市南郷観光農業振興会(八戸市南郷)がサクランボとブルーベリーの摘み取りを体験できる観光農園を開園する。
6月19日には、サクランボ観光農園が開園。現在は佐藤錦が食べ頃を迎えている。サクランボ観光農園は南郷地区の4農園がそれぞれ園地を運営。25日のひふみ観光農園(南郷中野)では、旬を待ちわびた常連客がプックリと膨れた真っ赤な実を摘み取り、頬張っていた。
振興会会長でひふみ観光農園園主の一二三勝さんによると、今年のサクランボは例年より量は少なめだが、実の数が少ない分一つ一つの粒が大きく、味も良いという。雨の影響による実の割れも少なく、張りののある触感が楽しめるとも。旬は7月初旬まで。終了日は園地によって異なる。一二三さんは「サクランボは旬が短いので早めに来園して」と呼び掛ける。
入園料は、中学生以上=1,000円、小学生=500円、幼児=300円。体験時間は1時間。園地によっては別料金で持ち帰りも可能。ひふみ観光農園では100グラム200円で販売する。
7月9日には、ブルーベリー観光農園が開園する。南郷地区の9つの農園で摘み取り体験が可能。旬は7月中旬以降の見込み。ブルーベリーの旬は長く、8月中旬まで楽しめる。一二三さんは「普段は部活などで忙しい子どもたちも、夏休み期間中に遊びに来てほしい」と呼び掛ける。南郷地区では、約20種類のブルーベリーを栽培しているという。
入園料は、中学生以上=500円、小学生以下=200円。
一二三さんは「観光農園では新型コロナウイルス感染症対策も実施している。ぜひ楽しんでほしい」と来園を呼び掛ける。