「にぼしだし」や「かつおだし」などのだしを生かしたラーメンを提供する「だし拉麺(らーめん) きんざん」(八戸市白銀町)が7月1日、オープンした。
和風の内装に、カウンター7席、4人掛けテーブル席6席の計31席を用意する同店。店名の「きんざん」は、店主の金山明弘さんの名字を音読みにしたもの。
金山さんは1954(昭和29)年創業の削り節製造販売・だし製品の加工販売を手掛ける「静岡屋」(湊町)の代表も務める。金山さんは「静岡屋は、海にゆかりのある商売なので、海の近くで開店したいと思った。また、この辺りにラーメン屋が少ないことも理由の一つ」と白銀町に出店した理由を明かす。
主なメニューは、「こいくち濃厚かつお」「こいくち濃厚にぼし」(800円)、「あっさり淡麗かつお」「あっさり淡麗にぼし」(700円)、こども拉麺(300円)など。トッピングには、「ロースチャーシュー」(300円)、「濃厚味付たまご」、「めんま」(以上120円)などを用意する。ラーメンには、だし専門店のだしをふんだんに使うといい、各席に用意した「おいがつお」と「おいにぼし」の削り節も好みで足すことができる。
金山さんは「今後、昆布だしやあごだし、秋刀魚だしなど、『だし』の魅力を皆さんに楽しんでいただけるようなメニュー開発と、店づくりをしていきたい。八戸発で全国に名をはせられるよう努めていきたい。皆さまの来店を心からお待ちする」と呼び掛ける。
営業時間は、11時~15時、17時~20時(土曜・日曜・祝日は11時~20時)。水曜定休。