八戸市の南東部に位置する鮫角(さめかど)灯台(八戸市鮫町)の一般開放が7月3日から行われている。
同灯台は1938(昭和13)年に初点灯。塔高22.7メートル、平均海面からの高さは57.6メートルで、白色のコンクリート造り。灯台が照らす明かりは36キロ先まで届く。灯台は海上保安庁が募集し一般の投票で選ばれた「日本の灯台50選」に入っており、灯台周辺は2013(平成25)年に三陸復興国立公園に指定された。
灯台の一般開放は2013(平成25)年に開始。例年は4月から開放し、昨年は新型コロナ禍の影響で行わなかったが、今年は開放時期を遅らせて7月に始めた。
灯台からは三陸復興国立公園に指定されている種差海岸が一望できる。海だけではなく牧場など緑の景色も一望でき、360度どの方向を見ても広大な景色を楽しめる。
感染症対策として、来場者にはマスクの着用をお願いし、入場前にアルコール消毒、受付で検温をしている。受付では氏名や住所、連絡先の記入を求める。混雑時には10人~15人に入場制限を行う。
八戸市商工労働観光部観光課の永田有貴子さんは「太平洋の広大な景色を味わうことができるので、鮫角灯台に来たことがないという方々にも一度来場してもらいたい」と呼び掛ける。
開場時間は9時~16時。入場無料。8月23日以降は土曜、日曜、祝日のみ開放。10月24日まで。