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八戸市南郷歴史民俗資料館で特別展「クジラの村」 捕鯨に関する資料など展示

特別展「クジラの村」

特別展「クジラの村」

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 八戸とクジラにまつわる資料などを紹介する特別展「クジラの村 山から海に出た男たち」が現在、八戸市南郷歴史民俗資料館(八戸市南郷島守)で開催されている。

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 同館がある南郷地区(旧南郷村)は、昭和30年代に出稼ぎ捕鯨が盛んに行われ「クジラの村」と呼ばれていた経緯がある。南郷地区の歴史を語る上で「クジラとの関わりは外せない」と、特別展を開催することになったという。

 会場では、南郷の捕鯨に関する資料や八戸とクジラの関係を示すような場所・物を紹介。捕鯨船団母船の模型や捕鯨の際に使用した道具、実物のミンククジラの頭骨などを展示している。捕鯨従事者がクジラの牙や骨などを使って作成した民芸品も紹介し、見た目にも楽しい展示になっている。

 同館学芸員の中尻貴之さんは「今回の展示では、南郷の歴史だけではなく、八戸とクジラの関わりなども分かるようになっている。夏休みの自由研究などに活用してもらえればいうれしい」と来館を呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時。休館日は、月曜(第1月曜と祝日を除く)、祝日の翌日。入館料は、一般=200円、高校生・大学生=100円、小中学生=50円、八戸市内小中学生=無料。10月17日まで。展示入れ替えのため8月31日~9月3日は臨時休館。

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