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八戸・鮫神楽の公演に市民200人 若手中心の内容、「幻の舞」の復刻も

鬼神のお松のステージ

鬼神のお松のステージ

 八戸市鮫町地区で活動する鮫神楽保存会の公演が4月11日、鮫町生活館(八戸市鮫町)で開かれた。

中学生による舞の様子

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 「鮫の神楽」として青森県の無形民俗文化財に指定される鮫神楽を継承する同団体。お盆期間中に墓地で行う「墓獅子」や、18演目の山伏神楽、歌舞伎の要素を取り入れた14演目の「組舞」などで知られる。

 鮫町生活館での公演は春の恒例行事。「千春祭」と銘打った今回は、鮫神楽が歴史の記録上210年目を迎えたことや、同団体に「伝承生」として所属する高嶋ちはるさんの在籍10周年などが重なったことを記念した内容。約200人の地域住民や市民が詰めかけ、若手を中心としたステージ内容でにぎわいを見せた。

 今年3月に高校を卒業した高嶋さんは鮫神楽を伝承するために八戸に残ることを決意し、市内の専門学校に進学。公演前、詰めかけた市民を前に「一生鮫神楽を続けて行きたい」と決意を語ると、喝采が送られた。

 同団体で「幻の組舞」とされる「笠松峠怨討(うらみうち) 鬼神のお松」の上演も。演出を担当したのは、同団体の若手の中心メンバーで八戸圏域山伏神楽再興委員会の委員長として山伏神楽の振興に取り組む畑中大河さん。上演の記録や映像資料も残ってもいないという演目を、同団体で代々受け継がれてきた「指南書」の台本に新しい解釈を加えて再興させたという。

 中学生2による組舞「壇ノ浦錣引(しころびき)」のほか、「三番叟(さんばそう)」「鳥舞」なども次々に披露され、最後は高嶋さんが大漁万作を願う舞「山の神」を披露し、最高潮の盛り上がりの中で幕を閉じた。

 畑中さんは、「いつも以上に多くの人に観てもらい緊張もしたが、うれしかった。今後、自分の舞を極めるとともに、後輩の指導や囃子(はやし)方の修業にも力を入れたい」と力を込める。

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