階上町在住のシンガー・ソングライター・渡ケントさんの定期ライブ「漂流通信」が6月14日、階上駅近くの交流スペース「わたしの素ペース(わたスぺ)」(階上町道仏)で始まる。
群馬県出身で、昨年3月に埼玉県から階上町に移住した渡さん。妻の上野莉歩さんが経営する「わたスぺ」の一角で雑貨や古着を販売する店「Sonomono(そのもの)」を運営する傍ら、楽曲の配信や地域イベントへの出演に取り組む。移住から1年以上がたち、ライブの開催予定を尋ねられることが増えたことを受け、毎月第2日曜にギター弾き語りライブを開くことを決めた。
ライブのタイトル「漂流通信」には「メッセージボトルを拾うかのように楽しんでほしい」の思いを込めた。
SNSへの動画投稿をきっかけに音楽活動を始めた渡さんは、これまでの活動を「メッセージボトルを(海や川に)投げ入れるようだった」と振り返る。関東での生活は忙しく、日々の苦しさや悲しさをエネルギーに音楽活動を続けていたという。移住を決めたのは2024年。上野さんが開業準備を進めていた「わたスぺ」を訪れ、音の響きを確認しようとギターを弾いた。すると近隣の住民が入ってきて、栄養ドリンクをくれたという。「歌うことの原点や、音楽そのものの楽しさを感じ、移住を決めた」と渡さん。4月、移住後初めてリリースした楽曲「海へ」には、階上の海辺の解放感と、住む人との触れ合いから感じた思いを込めた。
定期ライブでは、自身も来場客と同じように肩の力を抜いて楽しもうと、スピーカーを使わずに歌を披露するほか、ドリンクの注文のみで入場できるようにした。渡さんは「階上の静けさや落ち着く雰囲気を感じ、ゆっくりと過ごしてもらえたら」と話す。
17時30分開演。ユーチューブ配信も行う。