青森在住の3人の書家による合同展「BGB書展」が6月13日・14日、八戸市美術館(八戸市番町)で開かれる。主催は八戸のボランティア書道団体「俊文書道会」。
長年にわたり養護学校の教諭として活動する西里俊文さんが代表を務める同団体。小学生から社会人まで幅広い年代の会員が自由な発想で筆を走らせた笑いを誘う作品で知られる。「BGB」は「バイク」「ゴリラ」「バード」の頭文字。3人の書家が大きな筆をダイナミックに走らせた作品を、4面の壁いっぱいに展示する。
中野京香さんのテーマは「ゴリラ」。「働く汗キラキラかがやくゴリラ」「父はゴリラだビールがすきだ」「BEER オレはビールがスキ ウホウホワオーワオー」など、父を「ゴリラ」に見立て、愛してやまないという思いをにじませたという。自身もゴリラになって登場する作品も。
松江宣和さんは「母母母母母母母母バイクの音は心の母」「ぼくの心の中は鉄道だ」「晴れ晴れ晴れ晴れ晴れの日ハーレーハーレーハーレーハーレー晴れの日乗って心は晴れ」など、乗り物をテーマにしたユニークな作品や、乗り物への感謝の気持ちを表現した「地下鉄はエライみんなをはこんでる」「公共バスみんなのためにがんばってえらい」「土木車両エライ」などの作品を制作した。
三本木高校(十和田市西五番町)教諭で書道部顧問の鳥山駿太郎さんは自身の名字から、ウミネコやカラスなど鳥を題材にした作品を制作したという。
会場の中央には高さ3メートル、幅約7メートルの合作も。3人が大人の身長ほどある筆を力いっぱい走らせた「バイク」「ゴリラ」「バード」の巨大な字が躍る。3人が作品を制作する様子を捉えた写真も並ぶ。
西里さんは「書道は白と黒の世界だが、言葉が発するエネルギーや、書く人の雰囲気が感じられる。描く姿の写真からは『こんなに楽しそうなのか』と感じられ、にこっとしてもらえると思う。作品や作者本人との会話から広がる世界を楽しんで」と話す。
開場時間は10時~18時(14日は17時30分まで)。入場無料。