カネク醸造(八戸市南郷)が3月11日、新作のクラフトビール2種類を発売する。
クラフトビールの製造を行う同社は2020年3月に創業。昨年6月に出荷を開始して以来、「香のヴァイツェン」「金のエール」「花のヘイジー」や、サッカー・J3のヴァンラーレ八戸とコラボした「ヴァンラーレエール」などを発売してきた。
11日に発売する新商品では、4日に八戸市庁記者クラブで会見。濃い色合いとしっかりとした飲みごたえが特徴の「カネクポーター」と、苦みや香りを強化した「WIPA」の2種類を発表した。「カネクポーター」は18世紀のヨーロッパで荷物運び労働者(ポーター)に好まれたことが名前の由来。焦がした麦を配合することで黒いビールに仕上げ、一般的な黒ビールほど重くなく飲みやすさも感じられる仕上がりという。WIPAは通常のIPAにホップを加え、よりパンチの効いた香りと苦みを強調したと説明。麦芽のマリスオッターも配合する。
カネク醸造会長の山形琢一さんは「新型コロナのオミクロン株の感染拡大や、ウクライナでの戦争などいまだに暗い話題が多く、私たちも営業活動がなかなかできない厳しい状況だが、ぜひビールを楽しみながら味わって、夢を語ってほしい」と話す。「4月1日にはECサイトの立ち上げとホームページのリニューアルを予定している」とも。
価格はいずれも330ミリリットル入り=550円。八戸市内のスーパーや酒類販売店、道の駅なんごうで取り扱う。