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南部せんべいとチョコを組み合わせた「チョコQ助」発売から1年

「チョコQ助」発売から1年

「チョコQ助」発売から1年

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 せんべいや菓子を製造する「しんぼり」(八戸市長苗代)が発売した南部せんべいとチョコレートを組み合わせた「チョコQ助」が昨年3月の発売から1年となった。

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 チョコQ助は従来の南部せんべいよりもサクサクとした軽い食感と、くちどけのよい良質なミルクチョコレートの甘さ、せんべいの塩加減のバランスを売りにする「新感覚」のせんべい。

 開発のきっかけは、「南部せんべいをより幅広い世代に親しんでもらいたい」という思いからチョコレートを掛け合わせたのがきっかけ。チョコの甘さに負けないせんべいの塩加減と、従来の南部せんべいにより軽くサクッとした食感となるよう焼き加減を工夫した。

 せんべい業界では元来、割れ欠けの商品を「久助(きゅうすけ)」と呼んで販売しているが、南部せんべいで割れ欠けのある商品であることと、チョコをかけてスナック風に仕上げていることから、「久」をアルファベットの「Q」に置き換えて「チョコQ助」とネーミングしている。

 昨年3月の発売以降、SNSなどで注目を集め、店頭に並んだ途端に完売したり、店舗によっては購入の際に個数を制限したりするほどの人気商品となっている。

 しんぼりはこれまで土産品の南部せんべいを中心に取り扱っていたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、売り上げが大きく落ち込み従業員を休ませるなど苦しんでいた中、「チョコQ助」がそのピンチを文字通り「助」けた格好となっている。

 開発を担当する、しんぼりの製造部第二製造課主任の田村弘文さんは「八戸市民のみならず全国からの反響の大きさに驚いており、生産が追い付かず申し訳なく思っている。これからも喜んでもらえる商品作りに励んでいきたい」と話す。「現在はチョコQ助の兄弟商品を開発中」とも。

 チョコQ助は一袋216円。八食センター(河原木)内のしんぼり直営店や、八戸市内スーパー、コンビニで取り扱う。

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