水産加工会社「ディメール」(八戸市沼館)が3月1日、しめさばでは全国初となる機能性表示食品「切れてる!お刺身(さしみ)しめさば」を発売した。
木村興社長が機能性表示食品を開発したメーカーの新聞記事を読んだことをきっかけに開発。元々、健康に良い食品を作りたいという思いもあり商品化にこぎ着けたという。
機能性表示食品とは、事業者の責任において科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品。同商品は、中性脂肪を低下させるDPA+EPAを50グラム当たり860ミリグラム取ることができるという。
10日には、機能性表示食品として消費者庁が受理したことを木村社長が熊谷雄一八戸市長に報告。熊谷市長は試食し「おいしい」と話した。両者は今の水産業についてもしばらく懇談した。
同社営業本部長の小軽米道善さんは「中性脂肪が気になる人におすすめ。青森県短命県返上にも寄与できればと思う。同商品に続く機能性表示食品の発売も考えている」と話す。「スライスされているので包丁・まな板いらずでお皿に盛り付けやすい。刺し身のほか、ちらしずし、マリネなどさまざまなアレンジでもおいしく食べられる」とも。
青森県内のユニバース、よこまちストアで取り扱う。4月1日から全国に出荷する予定。
同社は3月17日、ユーチューブチャンネル「ディメールチャンネル」を開設。同社の商品を使ったレシピや新商品などを紹介していく。