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八戸・金入が国宝「合掌土偶」のスノードーム

国宝「合掌土偶」のスノードーム

国宝「合掌土偶」のスノードーム

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 国宝「合掌土偶」のスノードームが3月上旬、発売された。販売は金入(八戸市卸センター)。

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 合掌土偶は1997(平成9)年6月に八戸市風張1遺跡から出土した縄文時代後期の土偶で、2009(平成21)年には国宝に指定。現在、八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館(是川)が展示している。

 同社が発売したスノードームは、合掌土偶が入ったガラス製の球体が縄文時代を思わせる縄の文様が入った台座に載る。

 縄文を題材にした手拭いなど縄文関連のグッズは縄文ファンがよく購入していくといい、以前から検討してきた合掌土偶のスノードームは、是川石器時代遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群が昨年、世界遺産に登録されたことを受け、制作に踏み切った。

 制作には是川縄文館も協力。同館のアドバイスを受けながら細かな姿勢や独特の文様などの試作を重ねた。制作を担当した同社の椛沢五月さんは「細部までこだわった自信作」と胸を張る。スノードームを振ると、合掌土偶の周りをきらきらと輝く土色の花吹雪が舞う。土色にしたのは、太古の土の中から発掘された様子を再現しているという。

 椛沢さんは「縄文に興味がある人も、ない人も、落ち込んでいるときなどにスノードームを見るとくすっと笑えると思うので、ぜひ店頭で見てほしい」と話す。

 価格は2,200円。高さ8.8センチメートル、幅6.5センチメートル。縄文を題材にした手拭いの限定色版(1,430円)と併せ、同社が運営するホームページ「#tohokuru(トホクル)」のほか各店舗、是川縄文館の売店で販売する。

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