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八戸の法霊山おがみ神社で期間限定御朱印 八戸三社大祭の山車絵をプリント

法霊山おがみ神社で期間限定御朱印

法霊山おがみ神社で期間限定御朱印

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 7月31日から開催される八戸三社大祭を目前に控え、法霊山おがみ神社(八戸市内丸)が7月1日、八戸三社大祭の山車絵をプリントした期間限定の御朱印の頒布を開始した。

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 同神社が限定御朱印を頒布するのは初めて。JR東日本、青森県、岩手県、秋田県の大型観光キャンペーン「ドキドキ、キタキタ北東北」に合わせて作成した。八戸三社大祭に参加する山車組「十一日町龍組」の石橋元平さんが描いた悪疫退散や学業成就の神とされる「鍾馗(しょうき)」の山車絵をあしらう。

 7月31日から8月中旬までは神社敷地内に山車絵をもとに制作した小型山車を設置する予定。権禰宜(ごんねぎ)の坂本博史さんは「御朱印といっしょに記念撮影などをしてほしい」と呼び掛ける。

 同神社は江戸時代には八戸藩の総鎮守とされ、1721年に同神社のみこしが城下町を練り歩いたことが祭りの起源とされる。明治時代に旧八戸藩士の大沢多門などの働きかけで長者山新羅神社、神明宮が加わり、3つの神社の祭り「三社大祭」となった。現在の八戸三社大祭は、全27組中11組の山車組が同神社の氏子として山車を制作し、「お通り」や「お還り」などのみこし渡御で附祭として参加している。

 新型コロナウイルスの影響下で昨年と一昨年は例祭を実施した一方で山車制作は見送られ、各山車組の活動の継続が危ぶまれた。同神社では各山車組と連携し、初穂料の一部が山車組に寄付される限定お守りの授与などに取り組んできた。限定御朱印でも、初穂料1,500円の一部を山車組に寄付する。

 頒布は9月30日まで。

 今年の八戸三社大祭は7月31日から8月4日までの日程で行い、小型山車の展示、おはやしや伝統芸能の披露などを行う予定。同神社では例祭を執り行う。

 コロナ禍の八戸三社大祭について、坂本さんは「通常通りできなかったからこそ、本義を見つめ直す機会となった。地域の発展・安寧を祈ることありきでさまざまなことを考え、準備をしてきた。感染者数が多くさまざまなことを中止したが、例祭は実施させてもらいたい」と話す。

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