八戸港に水揚げされた魚介を使ったブイヤベース料理を市内飲食店で提供するイベント「八戸ブイヤベースフェスタ特別編」が現在、開かれている。主催は八戸市内の飲食店などで組織する八戸ブイヤベース協議会。
八戸ブイヤベースフェスタは例年2月、3月に実施されている。新型コロナウイルスの影響で2021年は開催を見送ったが、今年10回目を迎えた。
今回は節目を記念した秋の特別編として、「令和4年度八戸市商業団体等販売促進支援事業」の補助金を活用し行う。
八戸市内の飲食店やホテル11店舗が参加。各店1,100円から5,720円まで価格帯の広い個性豊かなメニューを用意する。特別編では、食事中にアレンジを加えて楽しむ「2度おいしい」や「八戸港で水揚げされた魚介を4種類以上使う」のフェスタ定番ルールを実施せず、各店のシェフが「今こそ食べてもらいたいブイヤベース」を自由な発想で考え、提供する。
店によっては秋開催に合わせ具材の火入れの具合を変えたり、サバ、アナゴ、アブラメなどの旬の食材を用いたりする。参加店のシェフは「見た目が同じでも味の違いを感じるようになっている」と話す。
参加店でブイヤベースを食べると参加できるプレゼント企画も実施。抽選で55人に1万円の食事券を進呈する。
八戸プラザホテル総料理長の須田忠幸さんは「秋にもおいしい魚がある。各店のシェフが独創的なブイヤベースを提供することを期待している。これからも、これまでの10年を無駄にせず八戸ブイヤベースを知ってもらえるように頑張りたい」と話す。
参加店はラ・メゾン ポデタン(番町)、ル・ムロン・デ・オワゾ(東白山台)、ボワラ(湊高台)、八戸パークホテル(吹上)、八戸プラザホテル(柏崎)、キッチン プルトワ、Yui(以上、田向)、グランドサンピア八戸(東白山台)、レスタウランテ&バール サウーヂ(堤町)、八戸グランドホテル(番町)、ブロンズグリル(柏崎)。店により、事前の予約が必要。