八戸の呉服店「きもの処 きこう」が10月24日、「√64 HACHINOHE BUTTER(ルート64八戸バター)」を発売した。
同商品は、店主の類家通(とおる)さんと長男で仏料理レストラン「BRasseRie R(ブラッスリーエール)」(東京都国立市)でオーナーシェフを務める類家弘匡(ひろまさ)さんがコラボして完成させた。
弘匡さんは調理師専門学校を卒業後、フランスの2つ星レストランで修業。帰国後は都内の2つ星やビストロ、フレンチなどの店で料理長を経験後、独立。
食品も手がけてみたいと思っていた通さんが弘匡さんに声をかけたところ、弘匡さんはすぐに八戸にちなんだ商品を思いついたという。今回、「イカ墨」「サバ」「ブイヤベース」の3種のバターを開発した。バターは3種類とも各食材のうまみを味わうことができ、パンだけでなく、ご飯やおつまみ、料理の調味料としてなど、さまざまな用途で使えるという。
弘匡さんは「包装箱を化粧品のようなスタイリッシュなデザインにし、インパクトのある見た目にした。お土産にもお薦め。この商品を通して八戸の魅力をPRできれば。今後も八戸の特産物を使って新たなラインアップを増やしたい」と意欲を示す。
価格は、イカ墨・サバ=1,706円、ブイヤベース=1,814円。カネイリミュージアムショップ八戸はっち店、八食センターなどで取り扱うほか、ネット販売も行っている。