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古屋敷裕大さんが陸奥湊応援ソング発売 魚菜市場リニューアルに合わせ

CDを手にする古屋敷さん

CDを手にする古屋敷さん

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 八戸圏域を拠点に活動するシンガー・ソングライターの古屋敷裕大さんが12月1日、鮮魚店などが立ち並ぶJR陸奥湊駅前地域を応援するテーマソング「楽しんでる場合です」を収録したCDを発売した。

十日市秀悦さんと共に新曲を披露する古屋敷さん

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 古屋敷さんは旧天間林村出身、幼少期から八戸市・階上町で過ごし、現在は「階上町ふるさと大使」としても活動している。八戸圏域の市町村を盛り上げようと八戸市やおいらせ町をテーマとした楽曲の制作を手がけ、青森県・岩手県のイベントでライブ演奏を行うなど、音楽活動に取り組んでいる。

 JR陸奥湊駅前地域は古屋敷さんにとって思い出深い場所。新曲「楽しんでる場合です」は、駅前地域の活性化に取り組む「みちのくみなと未来」の「陸奥湊アートワークプロジェクト」の一環として、八戸市魚菜小売市場のリニューアルオープンに合わせて制作した。今年3月から同市場の鮮魚店や関係団体に取材を重ね歌詞を考えた。幼いころから家族に連れられて同市場を定期的に訪れていたと言い、楽曲制作を通して「思い出や記憶が蘇った」と振り返る。歌詞には取材で得られた言葉や自身の思い出をヒントに「改札北に向かえばイサバのカッチャ出迎え 気分はワクワク おなかはスクスク」や「海の恵みに人の恵み 地図に載ってるパラダイス」など、鮮魚を求める市民や観光客で早朝からにぎわう同地域の風情を描いた。

 編曲は、フォークデュオ「19」のプロデュースや高橋真梨子さんの楽曲などを手がけた音楽プロデューサーの茂村泰彦さんが担当し、7月中旬に東京都内のスタジオで収録した。地域を盛り上げるテーマ曲として活用してもらおうと、トランペットなどの管楽器の音色やアップテンポのリズムで、明るい曲調に仕上げている。サビの「ムツミナトヨイトコ」の部分には、来場者と一緒に踊る振り付けも考えた。ジャケットには駅舎やカゴを背負った「いさばのかっちゃ」、市場を訪れた人々があいさつを交わす様子などを配置し、同市場のにぎわいを表現。イカやタコのイラストは古屋敷さんが描いた。

 12月1日に行われた同市場のリニューアルオープンの記念イベントでは、「いさばのかっちゃ」に扮(ふん)したタレントの十日市秀悦さんと共に振り付けを交えながら披露し、来場客を沸かせた。

 古屋敷さんは「大変な状況だが、悲しんでいる場合ではなく楽しんでいる場合だという思いで制作した。陸奥湊を盛り上げて、この曲も応援してほしい」と話す。

 CDの価格は1,500円。JR陸奥湊駅内の飲食店「駅ナカ酒場 62371◎(ムツミナト)」、八戸酒造、カネイリミュージアムショップ(八戸市三日町)で販売。12月下旬からは八戸都市圏交流プラザ「8base」(東京都千代田区)でも取り扱う。

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