「スタミナ源タレ」「蕪嶋神社」など青森県南部地方の名物や名所をかたどったカプセルトイの販売が12月28日、イトーヨーカドー八戸沼館店(八戸市沼館)で始まった。
今年8月にイトーヨーカドー弘前店で販売した「ご当地カプセルトイ」の八戸版として同店限定で販売。「八戸のたまげだうめぇ~なぁアクリルキーホルダー」と「八戸ご当地アクリルマスコット」の2種類、全12品を販売する。弘前版の「弘前ねぷた」や「アップルパイ」は予定数を上回る6700個を販売したといい、八戸版にも注目が集まりそうだ。
「八戸のたまげだうめぇ~なぁアクリルキーホルダー」は、味の加久の屋(鮫町)の「いちご煮缶詰」、上北農産加工(十和田市)の「スタミナ源たれ」、花万食品(白銀町)の珍味「なかよし」、かくみつ食品(弘前市)の「玉子どうふ」、コムラ醸造(五戸町)の「元祖コムラのなんばんみそ」、新郷村産の「郷のきみ」の全6種。「八戸ご当地アクリルマスコット」は「八食センター」「館鼻岸壁朝市」「蕪嶋神社」「ラピアドゥバス」「みろく横丁」「イトーヨーカドー八戸沼館店」の全6種。
同店で働く約160人の従業員に「よく食べるもの」「よく行く場所」などを尋ね、食卓に並ぶ定番商品や、南部地方を代表する観光名所などのアイデアを集めた。その中から20種類の案に絞り込み、地元企業やVISITはちのへの協力を得て商品化した。
今後は売り場と連動した「ガチャセット」の販売や弘前店との「トレード」企画なども検討。第2弾の構想もあるといい、八戸三社大祭の山車や地酒などの題材も視野に入れる。高橋幸雄副店長は「地元企業の協力で実現できた。今後も協力してくれる企業があれば、直接連絡をくれれば」と呼びかける。「私たちは地元にお邪魔させてもらっているつもりで商売をしている。地域に寄り添った運営をしていきたい」とも。
販売初日は、来店客が衝動的に買い求める姿も見られた。「従業員からも購入を希望する声がある」といい、幸先の良いスタートを切った。
鍬田明美店長は「素晴らしいカプセルトイが完成した。ぜひ店に遊びに来てほしい」と呼びかける。
価格は500円。