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八戸にキッチンカー「Pizza217」 青森県産野菜使ったピッツァ提供

来店を呼びかける倉内昭大さん

来店を呼びかける倉内昭大さん

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 青森県産の食材を使ったピッツァを販売するキッチンカー「Pizza217(に・いち・なな)」が八戸市内にオープンして、2月21日で1カ月がたつ。

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 メニューはトマトソースとチーズソースの2種類をベースに、トッピングの青森県産の野菜を使った「ナポリピッツァ」5種類。生地は全て「手ねり」にこだわり、その日の気温や湿度によって塩分や水分量を調整しているという。

 店主兼ピッツァ職人の倉内昭大さんは東京都内のレストランでイタリアンシェフとして修業を積んだ後、「ナポリピッツァのおいしさのとりこになった」という「ピッツェリアCIRO(チーロ)東中野店」(東京都中野区)で6年間修業し、ピッツァ職人になった。独立を考えていた中、家族が増えたのをきっかけに、「水も食べ物もおいしい」と感じた地元・青森での開業を決意。客との距離がより近いキッチンカーでの営業を考え、青森県の補助金制度を使い、家族や知人の協力を得て開業にこぎ着けた。店名の「Pizza217」は娘の名前にちなんで「217」にした。ロゴマークは娘の横顔をモチーフにし、ピッツァを食べている様子を表現した。

 キッチンカー内にあるまき窯の準備は、火入れから約1~2時間かかる。温度は400度に保ち、1分30秒で焼き上げる。「一番人気」は「マルゲリータ」で、平日は大人の片手ほどのミニサイズ「ワンハンド」がよく売れると倉内さん。「週末は南部せんべい入りのミネストローネも人気」とも。ピッツァは、平日は30個、土曜・日曜は100個を用意するが完売することが多いという。

 ピッツァの価格は、ワンハンド=500~600円、ホール=1,000~1,600円。ほかに、ミネストローネ(400円)、ホットコーヒー(200円)なども用意する。

 倉内さんは「ピッツァは高いイメージがあるが、学生でも購入しやすい値段設定にしている。味も濃くなく優しい味を目指しているので、日頃のご褒美として、たくさんの人に食べてほしい」と呼びかける。

 今後は八戸市を中心としたイベント参加を予定。「地産地消」をテーマに新しいメニューも考案中だという。

 営業時間は12時~(完売次第終了)。出店場所はインスタグラムで知らせる。

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