八戸を拠点に活動する「劇団ビスマス」の旗揚げ公演が7月8日・9日、八戸ポータルミュージアムはっち(八戸市三日町)で開かれる
劇団ビスマスは、座長のSAya(さや)さん ふぁいっすさんを中心に、かつて所属していた高校演劇部の同期・後輩で結成。コロナ禍による活動自粛期間を経て、2年越しの「旗揚げ」を実現させる。
「ビスマス」は銀白色の金属元素。和名は蒼鉛(そうえん)。角度によって色が変化して見える蒼鉛の結晶に例え、「観客それぞれの観点・感性で演劇を楽しんでほしい」という意味を込めた。
八戸ポータルミュージアムはっちでは、「カプリースな罪人」「×り(ふたり)ぼっちの独白(どくはく)」の2本を上演。いずれもSAyaさんが演出を務め、「女性ならでの視点で人間の心の奥底にある小さな闇『Noir(ノワール)』に光を当てる」という。上演時間は約1時間。
SAyaさんは「コロナ禍が落ち着いて公演できるのがうれしい。演劇ファンも、初めての人も、ぜひ見てほしい」、ふぁいっすさんは「2年前に劇団を立ち上げてコツコツ積み重ねたものが、旗揚げ公演として実現する喜びをかみしめている」と意気込む。
公演時間は、8日=15時~16時、9日=13時~14時。前売り券は、一般=1,000円(当日1,200円)、中学生~高校生=500円(同800円)、小学生=300円(同500円)、未就学児無料。予約はSAyaさんのツイッターで受け付ける。