八戸酒造(八戸市湊町)が製造する地酒「陸奥八仙」の瓶などをかたどった手作りのアクセサリーの販売が7月14日、イトーヨーカドー八戸沼館店(八戸市沼館4)で始まった。
「陸奥八仙」の「裏八仙」「ピンクラベル」をあしらったアクセサリー
同店が企画し、三沢市を中心にクラフト作品の制作を手がける「Be-Peace(ビーピース)」のBeBe(ベベ)さんがデザイン・制作を担当。カプセルトイとして販売する。
「BeBeさんの作品は、ハードな面とプリティーな面を持ち合わせているところが魅力」と鍬田明美店長。女性向けのピアス、ブレスレット、タッセルチャーム、かんざし、ネックレス、ヘアゴム、男女兼用のウッドブレスレット、ピンバッジ、カラビナキーホルダーなど全11種類を用意した。各アクセサリーには、陸奥八仙の「ピンクラベル」「裏八仙」「特別純米」「夏吟醸」、陸奥男山の「CLASSICカップ」などをプリントしたアクリル板をあしらう。価格は1,000円。鍬田店長は「1,000円には見えないクオリティーに仕上がった」と胸を張る。
同店は4月、陸奥八仙の瓶をかたどったカプセルトイの販売を開始。約2カ月間で累計約1100個を販売した。鍬田店長によると、「ピンクラベル」のカプセルトイを眺めているときに「アクセサリーにしたらかわいい」と思い、親交のあったBeBeさん、カプセルトイの製造を手がけるアサヒ印刷の漆澤知昭社長に連絡し、商品化に至ったという。
「デザインだけを担当すると思っていたら違った」とBeBeさん。デザインから制作までの工程を手がけ、販売する商品は全て手作り。鍬田店長から相談を受けたときは、「まさか酒を腕や首に着けるとは思わなかった」と振り返り、「完成した作品はかわいい仕上がりになった」と話す。「男女兼用のピンバッジはスーツにも合わせやすいようにデザインした」とも。
BeBeさんは「普段使いのアクセサリーとして使ってほしい」、鍬田店長は「初めて1,000円のカプセルトイに挑戦したが、どれも自信作。ぜひ遊びに来てほしい」と呼びかける。