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八戸市美術館で「美しいHUG!」展 多賀小児童が制作した「お面」と対面

お気に入りのお面を着けて楽しむ児童

お気に入りのお面を着けて楽しむ児童

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 八戸市立多賀小学校(八戸市市川町)の児童が7月19日、八戸市美術館(番町)の企画展「美しいHUG!」の会場を訪れ、自分たちが装飾したお面と「対面」した。

自分たちが制作したお面を見つけて喜ぶ児童

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 人との出会い・関わり方をテーマに6人のアーティストの作品を展示する同展。同校児童は6月、八戸市内の小・中学校と同館による「学校連携プロジェクト」の一環で、同校で行われたワークショップに参加。同展で3510個のお面を展示するタノタイガさんの作品「タノニマス」のお面に色を塗ったり、装飾を施したりした。

 同日、児童32人は社会科見学として同館を訪れ、自分たちが制作したお面と対面。四方の壁を埋め尽くしたお面の中から自分が色を塗ったお面を見つけると、指を指して歓声を上げ、顔に着けたり、お気に入りのお面を探したりして思い思いの時間を過ごした。

 2年の斎藤つむぎさんは「自分の作品を見つけた時、うれしかった。家族に見てほしい」、大坂るなさんは「自分で作ったお面を発見し、かわいいと思った。みんなに見てもらいたい」と、それぞれ話す。

 同館学芸員の田村由衣さんは「学校でのワークショップは以前からやりたかった。アーティストと子どもたちの交流、制作した自分たちの作品を来館して鑑賞することでつながっていく」と手応えを見せる。

 4月29日に始まった同展。「タノニマス」は来館者が自由に装飾し、日が進むにつれて変化していく参加型の作品。7月19日現在、装飾されたものは1700個ほど。7月29日からは「美術館の夏休み」と題し、工作室、縁日、ナイトミュージアムなど、夏休みに合わせた参加型の企画を予定。

 田村さんは「美術館側から市民にアプローチする姿勢で臨み、作品について一緒に考えたり、さまざまな『ハグ』をしたりして、新たな出会いや学びが生まれてほしい」と呼びかける。

 開館時間は10時~19時。火曜休館。観覧料は500円。8月28日まで。

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