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八戸に生ハムのサンドイッチ提供するキッチンカー「メリメロ」 ローストビーフも

原木から生ハムを切り出す中野智広さん

原木から生ハムを切り出す中野智広さん

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 生ハムを使った総菜を販売するキッチンカー「meli-melo FOOD TRUCK(メリメロフードトラック)」が11月16日、八戸市内で営業を始めた。

八戸毬姫牛を低温調理したローストビーフ寿司

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 屋号の「メリメロ」はフランス語で「いろいろなもの」「ごちゃまぜ」の意味。店主の中野智広さんは店名について「ジャンルにとらわれずおいしいものを提供し、食の楽しさを感じてほしいという願いを込めた」と話す。生ハムは23カ月かけて熟成させたというスペイン産の生ハム「ハモンセラーノ」を使う。生ハムを使ったメニューは注文を受けてから原木から切り出し、提供する。生ハムのパック詰め、パン店「天使のえくぼ」(八戸市大久保)に特注した「無添加竹炭パン」を使ったサンドイッチ「生ハム」「ローストビーフ」「ワイン締めサバ」(以上1,000円)を用意。中野さんは「お年寄りでも食べやすい硬過ぎないサンドイッチを目指した」と話す。

 メニューはこのほかに「ローストビーフ寿司(すし)」(1200円)、モッツァレラチーズと生ハムを使った「生ハムブッラータ」(1,800円)など。ローストビーフはイチカワファーム(八戸市市川町)のブランド牛「八戸毬姫(まりひめ)牛」を使う。生ハムとの相性を考えて3種類のコーヒー豆をブレンドしたという「スペシャルティコーヒー」も提供。入れ方は、八戸市小中野で営業するカフェ「アンバーコーヒー」の指導を受けた。

 「もともと料理が得意だった」と中野さん。食品卸業や商品開発に携わった経験を生かし「『動くレストラン』『動くバル』をコンセプトにおいしいものを広く知ってもらいたい」と考え、キッチンカーを開業させた。軽トラックほどの大きさのキッチンカーに200リットルの給水タンクや調理器具を搭載し、仕込み、調理、販売を車内で行えるようにした。今後は、カルパッチョ、スープ、ソフトドリンクの販売も検討しているという。

 中野さんは「(生ハムの原木を見ると)みんな『なにこれ』と驚く。すでにリピーターになってメニューを全制覇した人もいる。23カ月熟成させた生ハムはチーズのようなうまみとまろやかな塩味がある。シャンパンのほか、アンバーコーヒーのスペシャルティコーヒーにも合うので試してほしい」と呼びかける。

 火曜・木曜はセプドールアン(南類家3)駐車場で営業。同店での営業時間は11時~19時30分。このほかの出店場所・営業時間はインスタグラムで知らせる。

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