八戸ポータルミュージアムはっち(八戸市三日町)で12月1日、恒例のクリスマスライトアップが始まった。
同館のクリスマスライトアップは2011(平成23)年の開館当時から中心街のにぎわいを創出しようと行う恒例行事。この日、クリスマスツリーを展示する「はっちひろば」で行われた点灯式に、マリアンハウス幼稚園(是川1)の園児19人が参加。約1カ月かけて練習を重ねてきたというクリスマスソングのハンドベル演奏と歌を披露した。点灯の場面では「はっち」にちなんで「8」からカウントダウンを開始。「ゼロ」のかけ声と同時に園児たちが点灯ボタンを押し、クリスマスツリーにピンク色のイルミネーションがともると、園児や詰めかけた市民から一斉に歓声と拍手が起こった。
点灯式の後、同園に通う高橋暖心(あみ)ちゃんは「歌が楽しかった。クリスマスツリーがきれいだった」、助川絢音ちゃんは「カウントダウンの後についてびっくりした。青もピンクもどれも好き」と笑顔を見せた。
同館ではこのほか、大通り側と駐車場側の外壁にイルミネーションをともす。中庭「はっちコート」では11メートルの吹き抜けを生かし、奥行きのあるライトアップを行う。同館が管理する八戸まちなか広場マチニワ(三日町)では、モニュメント「水の樹」を囲むようにバルーンの装飾を施した。12月16日からはトナカイとソリのフォトスポットが設置される。
同館職員の吉田奨さんは「クリスマスツリーのほかにもライトアップを行う。冬の八戸を彩るすてきな空間になっているので、見に来てほしい」と呼びかける。
点灯時間は、クリスマスツリー・外壁=24時まで、はっちコート=21時まで、マチニワ=23時まで。今月25日まで。