「第32回新春はちのへ郷土かるた大会」が1月11日、八戸福祉体育館(八戸市類家)で開かれた。
八戸市青少年健全育成「愛の一声」市民会議が発行した「はちのへ郷土かるた」を小学生が体験する同大会。かるたを楽しみながら郷土について知識を深め、八戸を愛する子どもの育成を図ろうと、1992(平成4)年から開催している。
2022年の大会からは同会議が発行した「令和版」のかるたを使う。令和版の読み札は、八戸市内の小中学校に通う児童・生徒から募った2775句から44句を採用。「えんぶりが豊年祈願春を呼ぶ」「うみねこが鳴き声響かせ春が来る」など、八戸の風景・風物詩などを紹介している。
会場には市内の小学校に通う約100人の小学生が詰めかけた。6人が1つのチームを組んで競う「団体・個人の部」に8チーム、「個人の部」に約60人が参加。小学生たちは保護者が見守る中、真剣な表情で絵札に目を配り、熱戦を繰り広げた。
八戸市教育委員会教育指導課の河村卓也さんは「今回は100人を超える参加があり、スムーズに実施できるか心配していたが、元気な子どもたちの声を聞くことができて良かった。子どもたちには郷土を愛する心と知識を、かるたを通して深めてほしい」と話す。