能登半島地震の被災地支援を目的とした募金活動「うわさおみくじ」が1月17日、まちぐみラボ(八戸市内丸1)、八戸ポータルミュージアムはっち(三日町)の2カ所で始まった。
本八戸駅前通りのまちぐみラボを拠点に活動する団体「まちぐみ」が取り組む4回目の募金活動。2022年はウクライナの人道支援を目的に活動した。2016(平成28)年の熊本地震や2018(平成30)年の北海道胆振東部地震でも募金活動を行った。
「募金箱にお金を入れるだけでなく、楽しい気持ちになってもらえたらうれしい」と同団体で「組長」を務めるアーティストの山本耕一郎さん。2カ所に鳥居を模した募金箱を設置し、協力した人には同団体オリジナルの「うわさおみくじ」を進呈する。
うわさおみくじは、架空の神社「うわさ神社」のおみくじという設定。「大吉 実力十分、気合も十分、歯車が合いまくりらしいよ」「願事 かなわないことはないらしい」「恋愛 美男美女に囲まれるらしいよ」「金運 サイコーらしい」「商売 右肩上がりらしい」などの「うわさ」をプリントしてユーモアのある内容にしたという。
18日は、中心街を訪れた買い物客や本八戸駅の利用客などが募金箱の前で足を止め、硬貨を投入し、うわさおみくじを開いて笑顔を見せていた。寄せられた全額を、日本赤十字社を通して被災地支援に充ててもらう。
同団体メンバーのゆかりんさんは「まちぐみラボの前を通りかかった際には協力してもらえたら」と話す。