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八戸の自然派ジャム工房「オーテ」が移転-地元素材の味生かす

色とりどりのジャムが並ぶ明るい雰囲気の「ジャム工房 otte」店内

色とりどりのジャムが並ぶ明るい雰囲気の「ジャム工房 otte」店内

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 青森県を中心とする国産の素材でジャムを製造販売する「ジャム工房 otte(オーテ)」(八戸市柏崎1、TEL 0178-20-8383)が移転オープンしてから間もなく1カ月がたつ。

 移転前はネット販売やイベントでの出張販売のほか、同市湊高台地区の工房で直販していた。しかし賃借していた工房が老朽化で取り壊しになるのを機に移転を決意。店舗機能を拡大し移転オープンした。

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 店名の「otte」はデンマーク語で「8」を意味し、アラビア数字の「8」の形の輪が2つつながる形に、果樹生産者とジャム消費者がつながるという思いを込める。

 オーナーの中村栄子さんがジャム作りを本格的に始めたのは、菓子店に勤務していた2006年ごろ。菓子店で働くうちに、青森県南で採れるフルーツの豊富さや味の魅力を再認識し、それを生かす方法を考える中で素材の味を生かせるジャム作りを思いついた。

 当初はネット直販や近隣のイベントなどで出張販売を行っていたが、市内のレストランなど取扱店も徐々に増え、人の輪も広がりクチコミで顧客の輪が広がっていった。

 ジャムの中心価格帯は100グラム470円~580円。多品種少量生産が特徴で、今の時期は25種類のジャムを店頭に並べる。中村さんは「味の違いが分かる大人の女性がターゲット」と話し、素材単体の味のジャムのほかに、イチゴ・赤ワイン・黒こしょうをブレンドする「いちごペッパー味」などの複雑な味わいもそろえる。

 人気の「青森シードルの雫(しずく)」は凝固剤を使わず、素材の持つ力のみでとろみを出す。陳列したときの見栄えや食欲をそそるように仕上がりの色にも気配りを見せる。「毎日のようにジャムを作っている中で自然にうまくなっていったので、コツを聞かれることがあるが他人に教えることは難しい」という。

 中村さんは「出張販売のイベントなどで、なじみのお客さんと定期的に顔を合わせるのも楽しみの一つ」と話し、「果物の種類が増えるこれからのシーズンはジャムの種類も増える。それぞれの季節でフルーツジャムの味を楽しんで、その魅力を再発見してほしい」と来店を呼び掛ける。

 営業日は木曜・金曜・土曜。営業時間は12時~18時。駐車場は店舗前に2台。

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