青森県上北地域で活動する吹奏楽団「クレールウインドオーケストラ」の定期演奏会が5月18日、十和田市民文化センター(十和田市西三番町)で開かれる。
約30人の市民が演奏活動に取り組む同楽団。恒例の定期演奏会は26回目を迎える。3部構成のプログラムのうちメインプログラムの第3部は、今年が1926(昭和元)年から数えて99年目に当たることに合わせ、テーマを「昭和99年 ナウいべ?昭和」とした。松田聖子さん、中森明菜さん、サザンオールスターズなどが昭和期にリリースした楽曲を演奏する。演奏者はバブル期に流行した「ボディコン」や昭和期に放送されたテレビドラマの登場人物を意識して選んだ服装で演奏するという。
第1部では、常任指揮者の酒田建(たつる)さんが編曲したホルスト作「日本組曲」を演奏する。トランペットを担当する鳥谷謙悟さんは「クレールウインドオーケストラでは酒田先生が編曲した曲を演奏するのは初めて。日本民謡の旋律が出てくる。注目してほしい」と話す。第2部では、テレビアニメ「サザエさん」の劇中に使われる曲をメドレーにした「サザエさんファンタジー」を演奏する。
鳥谷さんは「演奏者と来場者で、会場が一体になって音楽を楽しみたい。昭和を知らない世代の皆さんにも来てほしい」と呼びかける。
開演時間は17時。入場料は一般前売り=900円、当日=1,000円、高校生以下=500円。チケットは同館のほか、フルサワ楽器(三沢市)、楽器のさわぐち(野辺地町)で取り扱う。