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andropの新曲「Vidro」の写真に津軽びいどろ 純粋さ表現

津軽びいどろを使ったジャケット写真(写真提供=内澤崇仁さん)

津軽びいどろを使ったジャケット写真(写真提供=内澤崇仁さん)

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 音楽グループ「androp」のデジタルシングル「Vidro(びいどろ)」のジャケット写真に青森の伝統工芸品「津軽びいどろ」が使われていることが7月9日、分かった。

androp(写真提供=内澤崇仁さん)

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 八戸出身の内澤崇仁さんがボーカル・ギターを担当する同グループ。「Vidro」は7月1日から配信を開始した。テレビドラマ「タカラのびいどろ」のエンディング主題歌として、内澤さんが作詞・作曲を手がけた。内澤さんが9日、ジャケット写真に津軽びいどろを使っていることを明らかにした。

 曲はゆったりとしたテンポのラブソング。「タカラのびいどろ」は2人の大学生の恋愛を描くボーイズラブの物語。内澤さんは楽曲の制作に当たり、全ての台本に目を通し、主人公の中野大進(小西詠斗さん)と志賀宝(岩瀬洋志さん)が互いに引かれ合う気持ちを「好きです」を繰り返す歌詞で表現した。

 ジャケットには、透明なガラスに青色のまだら模様が入った津軽びいどろの器を大きく配置した写真を使う。同ドラマで描かれる大進と宝の繊細な心の変化をガラスの透明感に、強く育まれる絆を青色に込めたという。

 「純粋だからこそ、ガラスのように割れやすく、はかないと思い、真っ先に津軽びいどろが思い浮かんだ。津軽びいどろの透明感は、ドラマが描く純粋な愛とリンクした」と内澤さん。「(楽曲やジャケット写真には)何かにとらわれずに『好きだ』という思いを発信できるようになっていけばよい、誰もが幸せを追求できる環境になってほしいという思いを込めた」と話す。「青森の冬の厳しい寒さの中で生まれた津軽びいどろは、誇れるもの、ずっと美しいもの、というイメージ。青森に生まれたからこそ伝えたい物の一つ」とも。

 VidroはApple Music、Spotify、Amazon Musicなどで配信する。

 内澤さんは7月24日・31日、コミュニティー放送局BeFM(八戸市番町)の番組「古屋敷裕大のうたうラジオ」に出演し、Vidroの制作過程を紹介する。放送は20時30分~20時59分。同番組のポッドキャストでも配信する。

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