音楽グループandropでボーカル・ギターを担当する内澤崇仁さんが1月17日、八戸に帰省し、コミュニティー放送局BeFM(八戸市番町)の音楽番組「古屋敷裕大(ゆうた)のうたうラジオ」の収録でデビューからの15年間を振り返った。
andropは2008(平成20)年、内澤さんを中心に結成し、翌12月16日に発売したアルバム「anew」でCDデビュー。2014(平成26)年、代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)で開いたワンマンライブで約1万人を動員した。昨年10月、海の森公園(江東区)で開かれた音楽フェス「TOKYO ISLAND 2024」の最終日を「androp 15th Anniversary day」と題して特別開催したほか、9月~11月は全国11会場を巡るツアーを実施し、15周年の節目を祝った。今年1月11日、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷区)でワンマンライブ「androp 15th Anniversary Special Live」を開催。詰めかけた約2000人のファンを前に約20曲を披露し、周年を締めくくった。
内澤さんは17日、同番組の収録で、同グループがデビュー前に初めて音合わせをしたという楽曲「image word」を最新アルバム「hooray」に再収録した経緯や、2011(平成23)年に発表した楽曲「Bright Siren」の制作の背景などを紹介。八戸で作曲した「image word」は、音楽活動を決意し上京した時の心境を描いているという。
番組の進行を務めたシンガー・ソングライターの古屋敷裕大さんは「(作曲は)メロディーと歌詞のどちらが先か」「どんな気持ちで歌っているか」などと質問。内澤さんは「最近はメロディーと歌詞が一緒に浮かぶことが多い」「言葉の一つ一つを伝えるのは難しい。今聞いている人にいかに言葉を届けるかを意識している」と応じた。昨年発表した楽曲「Vidro」については、「愛知県内の温浴施設で思いつき、急いで体を拭いてメロディーを録音した」と話し、笑いを誘う場面も。
番組には同グループのファンから「内澤さんのおかげで八戸が大好きになった」「お薦めの八戸の土産品は」など、八戸に関するメッセージが多く寄せられた。「(普段から)八戸をにおわせている」と内澤さん。
番組は前後編に分けて放送する。放送日は、前編=1月29日、後編=2月5日。放送時間は20時30分~21時。再放送は、前編=2月1日、後編=同8日、放送時間は16時~16時30分。ラジオ番組配信サービス「リスラジ」で同時配信するほか、同番組のPodcastチャンネルでアーカイブ配信する。