たい焼き店「ねこのひげ」(南部町平虚空蔵)が1月6日、旧なかつぼストア内にオープンした。
2022年まで地域住民の台所として親しまれた旧なかつぼストアで営業する同店。現在入居する「宅配クック ワン・ツゥ・スリー南部店」に勤めるスタッフが、空きスペースを使って新規オープンさせた。店名は、お守りとして持ち歩く人もいるという猫のひげにあやかった。
「南部町には粉ものの店が少ないと感じていた。最近、たい焼き店を見かけなくなった。みんな食べたいのではと思った」と話すのは、店長の田畑愛(まな)さん。オープン後、近隣住民が来店し、にぎわいを見せているという。
メニューは、「あんこ」(170円)、「くりーむ」(180円)など。「あんこは甘さ控えめ、くりーむは子どもから大人まで人気」と田畑さん。「しょっぱい系」にも力を入れようと、卵とベーコンを使った「べーこんえっぐぅ」(350円)も用意した。毎日具材が変わる「気まぐれ」は、これまでに「ナポリタン」「りんごカスタード」などを提供。売り切れになる日も多いという。生地には塩を加え、皮だけでもおいしく食べられるよう工夫した。
田畑さんは「『気まぐれ』は、また食べたいと言ってくれる人が多い。人気の味は再販売しようと考えている。まだまだ作りたいメニューがあるので、楽しみにしてほしい。しょっぱい系も甘い系も、どちらも出していく。リクエストがあれば取り入れていきたい」と意気込む。
営業時間は10時30分~17時。商品がなくなり次第閉店。休業日はインスタグラムで案内する。