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八戸の8飲食店が「南部伝承膳」 えんぶりに合わせ、郷土料理を津軽塗の膳で

料理の一例

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 青森県南部地方の郷土料理を津軽塗の膳で提供しようと、「八戸えんぶりを愉(たの)しむ!旬のあんこうと南部伝承膳」の提供が2月1日、八戸市内の8飲食店で始まった。主催は八戸日本料理業芽生(めばえ)会。

九盃盛りには南部地方の郷土料理を盛り付ける

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 時代の変化に伴い使われなくなったまま保管されていたという津軽塗の膳を活用しようと、八戸に春を呼ぶ祭り「八戸えんぶり」の時期に合わせて企画。2回目となる今年は、祭りを訪れる観光客だけでなく市民にも楽しんでもらおうと、昨年10日間だった会期を1カ月間に延長した。

 メイン料理の「九盃(はい)盛り」は、「ハレの日」に食べられてきた御膳料理の「二の膳」に当たる料理をイメージし、津軽塗の膳に9枚の朱塗りの盃(さかずき)を並べ、「さめなます」「あかはたもち」などの9種類の郷土料理を盛り付けた。「5,500円コース」「8,800円コース」「1万1,000円コース」など、店ごとに異なるコースを用意。今年は初めて、冬から春の初めにかけて旬を迎えるアンコウを使った料理を加えた。

 同会の大久保圭一郎委員長は「八戸えんぶりを盛り上げる企画として、旬のアンコウと南部伝承膳を組み合わせた企画。それぞれの参加店の料理人が地元の食材を使い、工夫を凝らし作り上げている。祭りを訪れる観光客だけではなく、地元の皆さんにも味わってもらいたい」と話す。

 28日まで。来店日の2日前までに予約が必要。

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