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八戸「まちぐみ」が中心街の歩道を補修 そろいのTシャツで市民と一緒に

そろいのTシャツを着て作業に取り組むメンバー

そろいのTシャツを着て作業に取り組むメンバー

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 「歩道の穴をみんなで埋めよう大作戦」と銘打った市民参加型の歩道補修プロジェクトが5月10日、八戸市中心街で始まった。

背中に「歩」「道」と書かれたTシャツ

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 八戸ポータルミュージアムはっち(八戸市三日町)のプロジェクトの一環で中心街を盛り上げようと活動する団体「まちぐみ」が企画。組長でアーティストの山本耕一郎さんが、メンバーから寄せられたアイデアを基に、市民が自由に参加できる歩道の補修作業を企画した。三日町、十三日町両街区の約350メートルの歩道に空いた80カ所以上の穴を、7月18日~20日に予定される「八戸七夕まつり」までに埋める。

 14日は約10人のメンバーや市民が参加し、市販の舗装材を穴に詰めて水をかけ、踏み固めていた。汗を流すメンバーに「ありがとう」と声をかける人や、飛び入りで参加する人、メンバーに飲み物を差し入れる飲食店の人の姿もあり、和やかな雰囲気の中で進んだ。

 市民に気軽に参加してもらえる雰囲気作りにもひと工夫を施した。土下座する人のシルエットをあしらった「歩道のガタガタを埋めています」と書かれたのぼりや路上工事看板を模したPR看板を設置したり、メンバーが「I LOVE(ハートマーク) 歩道」のロゴが入ったそろいのTシャツを着たりする。

 山本さんは「(歩道を管理する)県の担当者には『歩道を直してくれという電話はよく受けるが、自分たちで直したいという例は初めて』と驚かれた。警察への歩道の使用許可の申請もスムーズに進んだ。少しのアクションで前に進むことが大事だと感じる。皆さんが自慢できる中心街に近づけることができれば」と話す。

 今後の作業は6月4日・8日に行う。作業時間は10時~12時。参加申し込み不要。

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