
絵本作家・高畠那生さんによるワークショップ「みんなで、巨大うしとざん!だってそこにうしがあるから」が6月28日、YSアリーナ八戸(八戸市売市)で開かれた。
ワークショップでは絵本の物語と同じように「うしとざん」を行った
高畠さんの絵本「うしとざん」の原画展が市営書店・八戸ブックセンター(六日町)で開かれていることに合わせ、同センターが企画。市内から参加した子どもたちが、動物のイラストに自由に色を塗ってはさみで切り、ストローや糸を付けて、動かすことができるキャラクターを作った。「うしとざん」は、牛の上を登山するというユニークな物語。子どもたちは、壁面に設置された大きな牛の絵の上を自分が作ったキャラクターが登っていく様子に歓声を上げた。
高畠さんはこの日の午後、八戸ブックセンターで行われたトークイベント「高畠那生さんと絵本のはなし」に出演。絵本編集者の村松茂さんを聞き手に、高畠さんの創作の裏側などが紹介された。ホワイトボードに絵を描きながら物語を話す高畠さんのトークに会場は笑いが絶えず、和気あいあいとした空気に包まれた。
高畠さんは「子どもたちが作ったキャラクターが、絵本のように大きな牛の背中を登っていくのを見て喜んでくれてうれしい。トークイベントでは大人の皆さんにも楽しんでもらえた。原画展にも来てもらえれば」と話す。
原画展は7月6日まで。入場無料。