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八戸のカネイリ番町店、福袋も地震被害 一新して詰め直し、正月に販売へ

福袋の一例

福袋の一例

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 12月8日に発生した最大震度6強の地震の影響で休業していたカネイリ番町店(八戸市番町)が12月19日、営業を再開した。

修復が完了したエスカレーター横の鏡面壁

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 文具や書籍を扱う同店。地震で、エレベーター横の鏡面壁や2階書籍売り場の窓ガラスが割れ、エレベーターの操作盤も故障した。天井から大量のほこりが書籍や文具に落ち、処分した商品も多かったという。市民に親しまれる名物メニュー「たまごサンド」を提供する2階喫茶コーナーでは、大半の食器が割れたり、調理器具が落ちて故障したりした。10日かけて復旧作業を行い、再開にこぎ着けた。

 同店では毎年1月1日、文具や食器を入れた福袋を販売する。来年販売する福袋は地震発生前から梱包(こんぽう)作業を進め、約30袋が完成していたが、18袋が破損。倒れた棚の下敷きになり、中に入っていたランチボックスや文具が割れて処分した。

 現在、予定通りの数量の販売を目指し、新たな商品を用意して梱包作業を進めている。価格は3,300円~5,500円。9,000円~1万5,000円分の商品が入る。大人向けの福袋は「シーリングスタンプ」の商品をまとめたセットやブランケットなど20点。子ども向けの福袋にはキャラクターグッズを入れ、学生向けにはぬいぐるみやペンケースなどを入れる。

 清水田剛志店長は「復旧に時間がかかったが、皆さんを迎える態勢を整えられた。待っている人も多かったと思う。年末年始、足を運んでもらえれば」と話す。

 営業時間は10時~18時30分。年末年始の閉店時間は、12月31日=17時、1月1日=18時。

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