
「八戸ふるさと検定」初級試験の申し込み受け付け締め切りが6月30日に迫っている。
八戸市の歴史や文化への知識を問う同検定は市制80周年を記念して始まり今年で8回目。
今回、締め切りが迫っている初級試験は同検定の登竜門。中級・上級試験はそれぞれ下位の試験の合格者のみ受験できる。初級は全て3択問題で70点以上が合格。中級以上は記述問題もあり、中級が70点以上、上級は80点以上が合格となる。
試験のうち5問はヒアリング問題で、「おずげ」「かっつぐ」「はなぷちょげ」「かだる」「しまぎ」などの方言を聞き、適切な意味を問う問題が出題される。初級試験の知識を問う問題では「八戸市の有名なウミネコの繁殖地は?」「東山魁夷が種差海岸をスケッチした絵のタイトルは?」などの問題が過去に出題された。
同検定窓口の八戸観光コンベンション協会(八戸市内丸1)の田名部真伊さんは「八戸市内に住んでいる方でも、まだまだ八戸のことを知らない人が多いと思う。試験を機会にぜひ八戸のことを知って、もっともっと、自分の住んでいる町を好きになってほしい」と受験を呼び掛ける。「今年、自分も初級を受けるので、資料やテキストブックを読み返しているが、知らないことが多く、八戸って面白いな、深いなと思っている」とも。
公式テキストの「南部寺子屋『はちのへ塾』八戸ふるさと検定」(2,160円)、「『八戸写真帖』明治・大正・昭和・平成」(1,080円)は青森県内の主要書店で販売している。過去問題集(500円、検定合格者は300円)は同協会のみで取り扱う。
試験日は7月3日。中級の試験日は9月4日、上級試験は11月6日。受験料は、一般=3,000円、高校生以下=1,500円。