八戸で南部弁に親しむイベント 昔話・演劇などで身近に感じて

南部弁で昔話を群読する小学生

南部弁で昔話を群読する小学生

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 八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で12月3日・4日、南部地方の方言を見直し・学ぶイベント「南部弁の日 はっちがずっぱど南部弁 うん、これァよごあんすナ」が開かれた。

南部弁バラエティーシアターの様子

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 同イベントは2012年に亡くなった南部の郷土史家、正部家種康さんをしのび、2013年に始まり今回で4回目。タイトルの「これァよごあんすナ」は南部弁で「これは良いものだ」を意味する。

 3日は南部弁、下北弁、津軽弁、釜石弁の語り部が一堂に会し、方言の魅力を語る「南部弁サミット」や「小中学生による南部弁でアフレコに挑戦」、同地方に伝わる昔話を南部弁で楽しむ「南部昔コ」、市立明治中学校生徒による「昔コの群読」などが行われた。4日は「南部弁バラエティーシアター全員集合!」が行われ、瀬川さとしさん、十日市秀悦さん、大地球さんなどの南部弁が得意なタレントが登場し、トークやコントで面白おかしく南部弁を披露した。

 南部弁サミットに登壇した柾谷伸夫さんは「生まれ育った土地の言葉を話し、理解することは難しく考えることではない。もっと身近なものだということ。一口に南部弁といっても、南は岩手県釜石まで範囲が広い。気軽な勉強の機会になれば」、バラエティーシアターに出演した十日市秀悦さんは「笑いを交えたトークやコントで南部弁に楽しく親しんでほしい。八戸北高の生徒にも出てもらって、南部弁に対する世代間のギャップも楽しめる。若い子たちにも南部弁をどんどん使ってほしい」と、それぞれ話す。

 出演した高校生は「周りの方々のフォローに助けられながら、南部弁に触れることができたいい機会でした。十日市さんのトークに楽しまされながら学べました」と楽しそうに話していた。

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