八戸の彩画堂（八戸市城下1）2階ギャラリーアートフォースで、八戸をテーマにしたアート展「私だけの八戸美しい風景展」が開かれている。

　同展は2013年から始まり今回で3回目。同店が旧店舗（柏崎）で営業していたときに来店客から「八戸を描いた絵や写真はどこで手に入るか」という問い合わせがよくあったことが同展のきっかけ。新店舗への移転を機に八戸をテーマにした同展を始めた。

　今年は、昨年のリオデジャネイロオリンピックの女子レスリング競技で前人未到の4連覇を達成した伊調馨選手（八戸出身）にささげる展示で、油絵、水彩画、パステル画、版画、写真、ミクストメディアなどの作品約60点を展示。そのほかにフェルトアートの作品も展示している。出展者は10代～70代と幅広い。

　伊調選手にささげる展示ということから、伊調選手がメダルを胸に掛け手を振りほほ笑む絵画や、同選手の名字の「いちょう」にかけた「イチョウの木」の絵画、八戸の海や山、お祭りなどの写真とそれぞれのアーティストが表現した幅広い八戸の風景が並んでいる。

　会場を訪れていた60代の男性は「山、海、花、工場街など、作家の視点がそれぞれ違っていて興味がそそられる。作風がそれぞれ違うから、面白い」と話し、作品を興味深そうに眺めていた。

開催時間は　10時～17時30分。1月15日まで。休覧日 = 1月9日。入場無料。