八戸ショッピングセンター「ラピア」(八戸市江陽2)で1月9日、「第21回八戸市少年少女発明クラブ ロボットコンテスト」が開催された。
子どもたちが「創造する喜び」を体験し科学の夢を持つことを目的に活動している「八戸市少年少女発明クラブ」(類家4)が毎年4月に開催している同コンテスト。
同クラブでは1年間、さまざまな工具や素材を使って基礎工作を学び、アイデアを形にする「ものづくり」に励んでいる。
当日は、これまで学んだ工作の知識を生かして作ったロボットを使い、熱戦を繰り広げた。
ロボットの駆動に電池は使わず、電力制限リミッター(リアルタイム消費電力監視プログラム)を採用した「省エネ型ロボコン」となっている。ロボットが使える電力に制限があるので、限られた電力を無駄にしないためのロボット操作技術、電力の有効利用も見どころの一つ。
小学生の部では自作ロボットを操縦し得点エリアの穴にボールを入れる「ロボットスマートボールII」に、中学生の部では「八戸市・青森県をPRする」をテーマにからくり仕掛けのロボット「からくりパフォーマンスカー パレード」を競い合った。
会場では、クラブ員やその保護者、買い物客らが足を止めて声援を送っていた。
同クラブ事務局会長の井上貫之さんは「子どもたちが自分のアイデアを形にし、形になったものが実際に動く技術を身につけるために活動してきた。アイデアを形にすることは難しく、なかなか思うようには作れない。作ったものが思い通りに動くかが見どころ」と話す。